こんにちは! 満開経営応援R&Dコンサルタントの櫻田登紀子です。
東京で満開を迎えた桜も今は北海道まで北上しました。
ゴールデンウィークにサクラ前線を追いかけていきたいものですが、なかなかそうもいきせん。
「今年は余裕があるな~」と思っていた連休は、しっかりお仕事で埋まってしまいました。
ありがたいことです。
皆様、お元気でいらっしゃいますか。

今回は、いよいよ商品開発の手順についてお伝えしたいと思います。
商品・サービスを新たに開発する時は、おおよそ次の手順で行われます。

(1)組織体制整備・資金計画
(2)商品化計画(内容、価格、ネーミング、パッケージ、品質基準などを決定)
(3)販売促進計画・ブランド開発
(4)テスト生産・テストマーケティング
(5)事業収支計画(原価計算、売り上げ予測、採算検討など)
(6)生産・販売計画(生産計画、販路開拓、要員計画など)
(7)本格生産・販売

上記の(2)~(6)についてはステップが明確に決まっているわけではなく、状況に応じて行ったり来たりします。
そして、必ずしもこのステップを全て踏まなくてはならないわけではなく、たとえばテストマーケティングをせずに市場に投入する場合もあります。
すべては、その時の状況に応じて柔軟に対応していきます。

私がこの中で最も重要だと思っているのは上記の(1)です。
ここでは、どのようなメンバーでプロジェクトを結成するかが大事です。
私が関わった新商品開発・新事業開発では、通常業務では企画・開発部門とは全く関係のない、一般社員を含む全社横断的なプロジェクトが多いです。
そのようにお勧めしているせいもあります。
その方が、固定観念に捉われない自由な発想ができるからです。
同時に、若手社員をプロジェクトに加わってもらうことで当事者意識が生まれ、自社の商品やサービスが自分事に変わるのです。
特に、20代に大きな仕事を任されると、多くの人は仕事にやりがいを持ち、会社に愛着を持つことができます。
新しい商品やサービスを提供するまでの間に、様々なつらいことや大変なことが起きると思いますが、任され、やり抜くことで仕事で一皮むけるのです。
この経験は、本人にとって一生の財産になること間違いありません。
そうした人材を作ることが会社にとっても大きな財産になります。

先代が2代目社長に、あえて新規事業開発を任せるという素敵な例もあります。

私自身も、20代に会社から大きな経験をさせてもらったことで仕事の喜びを知り、その経験が、辛いことがあっても仕事をあきらめずに続けている理由の一つです。

次回は、企業のマーケティング活動についてお伝えしたいと思います。

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