日曜日の朝、自宅からブログを書いています。

先週は、ブランディングのご相談を多くいただきました。
中でも強く気づいたことを書いてみます。

私にご相談をくださる事業者様の多くは、他のコンサルタントにも相談していることが多いです。
「コンサルントに相談する」ことで業績を上げている事業者様は、
家庭教師や学習塾から学ぶことで成績が上がる学生と同じです。
このような事業者様はコンサルントを利用することに抵抗がないため、
気軽にご相談いただけますので、私たちにとっては良いことなのですが、
なかには、相談する人が多すぎて自分の意見を持てない、自分で判断できない事業者様も
少なからずいらっしゃいます。

コンサルタントと言っても全て同じ尺度で判断しているわけではなく、
様々な経験と知識で判断していますので、それぞれ意見が異なるのは当たり前です。
コンサルタントの意見に左右されやすい事業者様は、
あるコンサルタントから言われたことにいったん納得しても、
別のコンサルタントから言われたことにも気持ちが揺れてしまいます。
多くの人の意見を参考にする、あるいは情報収集するのは良いことなのですが、
かえって最終的な判断をしにくくなっている事業者様も見受けられます。

新規事業の意思決定などは別として、デザインや販売促進に関わることは、
そこに関わる多くの事業者(デザイナーやWeb制作会社など)が
自社の利益に繋がるようにコンサルあるいは提案をしますので、
営業トークが上手であったり、信頼できる誰かからの紹介であったりすると
意思決定に狂いが生じやすいのではないかと思います。

ではどうしたら良いか?
当たり前のことですが、最終的には社長の判断なのです。
誰も正解は教えてくれませんし、どこにも正解はないのです。
社長が仮説を立てて意思決定をするしかありません。
そして、失敗したら軌道修正していけば良いのです。

たとえば、ロゴを一旦決めたとしても途中で変えても良いのです。
ロゴを変えたことを前向きに捉えれば、貴社が変革したという姿勢を見せられるのです。
大切なことは「自分で決めて責任を持つこと」だと思います。

今日は気温も高く体調がだいぶ回復したので、少し重要なことを書いてみました。

今週は、静岡県への出張とセミナー登壇があります。
仕事ができることに感謝して楽しみに働きます。
三寒四温の季節です。体調を崩されませぬよう、お気をつけてください。